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HARIBAN AWARD - International Collotype Competition 2021

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ハリバンアワードについて

便利堂が主催するハリバンアワードは、160年の歴史をもつアナログ写真印刷技術と、現代写真のアート性を繋ぐ取り組みです。「玻璃(はり)」とは古い日本語でガラスを意味し、版にガラス板を用いることから玻璃版と呼ばれていました。 その名前に由来するこのアワードは、プロ、アマチュアを問わず白黒写真を用いて制作をする全ての写真家・作家に開かれています。写真の分野で世界的に活動する審査員による厳選な審査の後、受賞者が選出されます。最優秀賞を受賞した作家は、京都のコロタイプ工房に招聘され、熟練の職人と共に受賞作品のコロタイププリントを制作します。

最優秀賞

1名

2週間の京都滞在
最優秀賞受賞者は京都に2週間滞在し、工房の熟練職人と共に受賞作品のコロタイププリントを制作します。
京都滞在中に最優秀賞受賞者が体験できること:
・ 工房の職人と共に、受賞作のうち8イメージのコロタイププリントを制作します。
・ コロタイプアカデミーのコロタイプ手刷りワークショップをとおし、コロタイプの成り立ちとその制作方法を学びます。
※2週間のレジデンスにかかる旅費と宿泊費は賞に含まれます。

個展の開催について
最優秀賞受賞者のコロタイププリントは、翌年に開催する個展で発表します。

過去の展覧会会場:
廣誠院(アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン、2014)
Sfera Exhibition(アントニー・ケインズ、2015)
白沙村荘 橋本関雪記念館 存古楼(クラウディオ・シルバーノ、2016)
清水寺 成就院(スティーブン・ギル、2017)
無鄰菴(エスター・タイヒマン、2018)
野口家住宅 花洛庵(マーガレット・ランシンク、2019)
MEDIA SHOP(モーデ・アルセナート、2020)※2021年秋開催の予定

公式カタログへの掲載

最優秀賞受賞者のみならず、すべての受賞者の作品から選ばれたイメージを掲載した公式カタログを出版します。コロタイプで刷られた本文は、日本の伝統的な和綴の冊子に手製本で仕上げられます。


審査員特別賞

4名

それぞれの審査員は、審査に応募された作品群の中から審査員特別賞を選出します。 審査員特別賞を受賞した作家は選出した審査員から選評が送られる他、受賞作品と作家プロフィールがハリバンアワード公式カタログに掲載されます。また、限定版のこの公式カタログは、完成後全ての受賞者に謹呈されます。(使用は個人使用に限ります。)


便利堂賞

1名

便利堂賞は、便利堂CEO鈴木巧によって選出され選評が送られる他、受賞作品と作家プロフィールがハリバンアワード公式カタログに掲載されます。また、カタログ完成後に受賞者に謹呈されます。(使用は個人使用に限ります。)


奨励賞

最終ラウンドに選出された作家の上位数名に奨励賞が贈られます。奨励賞受賞作品はハリバンアワード公式カタログに掲載され、公式カタログ完成後には受賞者に謹呈されます。(使用は個人使用に限ります。)


便利堂とコロタイプ

便利堂は1887 年に創業し、コロタイプとして知られる美術印刷を長きに渡り継承してきました。今ではコロタイプを実践する工房は希少となりましたが、繊細な多色刷りコロタイプ技術を次世代に繋ぐべく、活動を続けています。

コロタイプは、1855 年にフランスの科学者アルフォンス・ポアテヴァンによって発明された古典印画技法であり、写真製版印刷の方法として発展しました。当時の写真プリントは画像の保存性が低く、次第に退色したり変色してしまうという欠点がありました。それを補うために、顔料を用いるさまざまなプリント方法が考案され、その中で確立された技法の一つがコロタイプです。

Timeline

公募開始
2021年4月1日
公募締め切り
2021年6月15日
審査(非公開)
*ショートリストの発表はありません
受賞者の発表
2021年8月下旬
レジデンスの実施
2週間の京都滞在とコロタイプ工房での制作(実施時期は相談)
個展の開催
2022年(開催時期は相談)
*その他
2022年春に公式カタログの刊行

Requirements

応募条件と提出内容

  • 応募者1名につき、1回の応募
  • 応募料:50 USD
  • 作品サイズ:長辺1500px(最小)、sRGB、JPEG
  • 1つのプロジェクトにつき、8~12枚の画像を提出
  • *その他、作家情報と略歴、作品説明にかかるテキスト
FAQ

ギャラリー

Images of projects by previous winners
Hariban
Hariban Award 2014
Hariban
Hariban Award 2015
Hariban
Hariban Award 2016
Hariban
Hariban Award 2017
Hariban
Hariban Award 2018
Hariban
Hariban Award 2019
Hariban
Hariban Award 2020

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Hariban
Hariban Award 2014
Hariban
Hariban Award 2015
Hariban
Hariban Award 2016

Hariban
Hariban Award 2017
Hariban
Hariban Award 2018 Exhibition
Hariban
Hariban Award 2019

Jurors
Ma
Oluremi C. Onabanjo
Emma
Pauline Vermare
Lucy
Yanyou Yuan Di
Lucy
Yasufumi Nakamori

HARIBAN AWARD 2021 審査員について

ヤン・ヨー・ユアンディー
Jiazazhi Press/Library 創業者、編集者
ヤン・ヨー・ユアンディーは出版社Jiazazhi Press/Libraryの創業者であり、編集者である。また2012年から2018年にかけて多くの写真集を用いた展覧会や、北京、厦門、連州、上海、寧波の写真フェスティバル等のキュレーションを担当した。彼が編集を手がけた写真集には、国際的な写真集のためのアワードにショートリストとしてノミネートされたものや受賞したものがある。Jiazazhi Press/Libraryは、中国における芸術としての写真集文化を幅広く伝える取り組みを行い、さらにアーカイブ、リサーチ、出版、流通、そして教育といったさまざまな役割を担っている。

オルレミ C. オナバンジョ
アフリカ圏の写真を専門とするキュレーター、学者
オルレミ C. オナバンジョは学者であり、またニューヨークを拠点にアフリカの写真と芸術文化をテーマにキュレーターとして活動する。ウォルターコレクションの元ディレクターとして、ヨーロッパ、北アメリカ、そしてアフリカでの展覧会を主催した。2017年には「Recent Histories: Contemporary African Photography」の共同キュレーターとして参画し、Steidlより関連書籍を出版、またその写真集はニューヨークタイムズ誌による「2017年の素晴らしい写真集の一つ」に選出されている。彼女は国際的に写真とキュレーションの仕事にまつわる講演を行い、さらに10x10 Photobooks、アメリカ芸術連盟、Aperture、Autograph ABP、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ハーレム・スタジオ美術館やSteidlといった機関のカタログや写真集の出版にも貢献している。オナバンジョは、コロンビア大学でアフリカ学について学士号を取得後、オックスフォード大学で視覚・素材と博物館人類学の修士課程を修了、現在は、2020年Andy Warhol Foundation Arts Writers Granteeの受賞者として執筆を行いながら、コロンビア大学で博士号の取得を目指している。

ポーリン・ヴェルメール
Magnum Photos 文化ディレクター、キュレーター
ポーリン・ヴェルメールはニューヨーク在住のフランス人写真キュレーターであり、ニューヨークに拠点を置くMagnum Photosの文化ディレクターである。彼女は以前、International Center of Photography(ICP)、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、パリのHenri Cartier-Bresson財団にキュレーターとしても在籍していた。

中森康文
Tate Modern、国際美術(写真)部門のシニア・キュレーター
中森康文は、Tate Modern国際美術(写真)部門のシニアキュレーターとして在籍し、写真に関連する企画展やコレクションの展示、テート・コレクションへの新たな作品収蔵に係る業務を担当している。また、2020年に開催されたZanele Muholiの展覧会では共同キュレーターとしても活動した。以前はミネアポリス美術館、ヒューストン美術館に在籍し、2011年にカレッジ・アート・アソシエーションより Alfredo H. Barr, Jr.賞を受賞した「Katsura: Picturing Modernism in Japanese Architecture, Photographs by Yasuhiro Ishimoto (2010)」など多数のエッセイや、4冊の書籍を執筆している。それらのエッセイには「Postwar: Art Between the Pacific and the Atlantic, 1945-1965(Haus der Kunst, 2016)」や、「Changing and Unchanging Things: Noguchi and Hasegawa in Postwar Japan (Noguchi Museum, 2019)」も含まれている。コーネル大学にて美術史学の博士号(Ph.D.)を取得している。

2021年度 審査方法

一次審査
全ての審査員によって一次審査が行われます。審査員は、それぞれの応募作品に対し五段階評価で点数をつけ、一次選考を通過した作品は二次審査に進みます。全ての審査はオンラインで行われ、それぞれの審査員が個別に実施します。

二次審査
全ての審査員によって二次審査が行われ、ファイナリスト及び最優秀賞受賞者が選出されます。一次審査を通過した応募者の作品に対し、審査員は改めて五段階評価で点数をつけます。4人の審査員の評価点を累積し、最高得点を獲得した応募作品が最優秀賞に選ばれます。全ての審査はオンラインで行われ、それぞれの審査員が個別に実施します。
*多数の応募があった場合には、当社事務局による事前審査を行います。

よくある質問

Q. 新型コロナウィルス感染症の蔓延によって、海外との行き来等が制限される間、京都でのレジデンスや個展等のプログラムは開催されるのでしょうか?

A. 京都での滞在日程や旅行、個展の開催については、受賞者のお住まいの国や地域の安全ガイドラインに従って都度調整いたします。* 新型コロナウィルス感染症が公募に与える影響については、haribanaward@benrido.co.jpに直接お問い合わせください。

Q. 12点以上の作品を複数回に分けて応募できますか?

A. いいえ。一人につき1回の応募とします。

Q. 応募作12点はシリーズですか? オムニバスでもいいですか?

A. シリーズでという決まりはありません。審査員がどのように判断するかはわかりませんが、シリーズでの応募が審査員に強い印象を残すのではないかと考えます。

Q. ヌードや物議をかもすテーマでも応募可能ですか?

A. 基本的にどのようなテーマでも応募可能ですが、あからさまに公序良俗に反するものはお控えください。

Q. 紙焼きやスライドなど、アナログでの応募はできますか?

A. 申請は公式ウェブサイト上の応募フォームからのみとなりますので、デジタル画像に限らせていただきます。ただし、制作過程がアナログであったか、デジタルで制作されたかは問われません。

Q. 京都滞在の詳細を教えてください。

A. 最優秀賞受賞者は、2021年の秋から冬のいずれかの時期に京都に招聘され、2週間の滞在中にコロタイプ工房で作品制作をします(具体的な日程は、ご相談の上決定します)。制作したコロタイププリントは、京都市内に会場をお借りして、翌年中に個展を開催します。展覧会期間中の作家の渡航費や宿泊費は作家負担とします。展覧会の詳細や日程は後日発表いたします。

連絡先

haribanaward@benrido.co.jp