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HARIBAN AWARD - International Collotype Competition 2022

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ハリバンアワードについて

便利堂が主催するハリバンアワードは、160年の歴史をもつアナログ写真印刷技術と、現代写真のアート性を繋ぐ取り組みです。「玻璃(はり)」とは古い日本語でガラスを意味し、版にガラス板を用いることから玻璃版と呼ばれていました。 その名前に由来するこのアワードは、プロ、アマチュアを問わず白黒写真を用いて制作をする全ての写真家・作家に開かれています。写真の分野で世界的に活動する審査員による厳選な審査の後、受賞者が選出されます。最優秀賞を受賞した作家は、京都のコロタイプ工房に招待され、熟練の職人と共に受賞作品のコロタイププリントを制作します。

*新型コロナウィルス感染症の蔓延にともない、ハリバンアワード2022のレジデンスは、2023年4月以降に実施する予定です。詳しくは 下記の「最優秀賞」の説明と 「よくある質問」をご覧下さい。

最優秀賞

1名

2週間の京都滞在
*2023年4月以降に実施予定
最優秀賞受賞者は京都に2週間滞在し、工房の熟練した職人と共に受賞作品のコロタイププリントを制作します。

京都滞在中に最優秀賞受賞者が体験できること:
・ 工房の職人と共に、受賞作のうち8イメージのコロタイププリントを制作します。
・ コロタイプアカデミーのコロタイプ手刷りワークショップを通じて、コロタイプの成り立ちとその制作方法を学びます。
※2週間のレジデンスにかかる旅費と宿泊費は賞に含まれます。

個展の開催について
最優秀賞受賞者のコロタイププリントは、翌年に開催する個展で発表いたします。

過去の展覧会会場:
廣誠院(アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン、2014)
Sfera Exhibition(アントニー・ケインズ、2015)
白沙村荘 橋本関雪記念館 存古楼(クラウディオ・シルバーノ、2016)
清水寺 成就院(スティーブン・ギル、2017)
無鄰菴(エスター・タイヒマン、2018)
野口家住宅 花洛庵(マーガレット・ランシンク、2019)
Media Shop(モーデ・アルセナート、2020)

*ハリバンアワード2021最優秀賞受賞者タラ・クライネックの展覧会は、2022年冬以降に開催する予定です。

公式カタログへの掲載
最優秀賞受賞者のみならず、すべての受賞者の作品から選ばれたイメージを掲載した公式カタログを出版します。コロタイプで刷られた本文は、日本の伝統的な和綴の冊子に手製本で仕上げられます。


審査員特別賞

4名

それぞれの審査員は、審査に応募された作品群の中から審査員特別賞を選出します。 審査員特別賞を受賞した作家は選出した審査員から選評が送られるほか、受賞作品と作家プロフィールがハリバンアワード公式カタログに掲載されます。また、限定版のこの公式カタログは、完成後全ての受賞者に謹呈されます。(使用は個人使用に限ります。)


便利堂賞

1名

便利堂賞は、便利堂CEO鈴木巧によって選出され選評が送られるほか、受賞作品と作家プロフィールがハリバンアワード公式カタログに掲載されます。また、カタログ完成後に受賞者に謹呈されます。(使用は個人使用に限ります。)


奨励賞

最終ラウンドに選出された作家の上位数名に奨励賞が贈られます。奨励賞受賞作品はハリバンアワード公式カタログに掲載され、公式カタログ完成後には受賞者に謹呈されます。(使用は個人使用に限ります。)


便利堂とコロタイプ

便利堂は1887 年に創業し、コロタイプとして知られる美術印刷を長きに渡り継承してきました。今ではコロタイプを実践する工房は希少となりましたが、繊細な多色刷りコロタイプ技術を次世代に繋ぐべく、活動を続けています。

コロタイプは、1855 年にフランスの科学者アルフォンス・ポアテヴァンによって発明された古典印画技法であり、写真製版印刷の方法として発展しました。当時の写真プリントは画像の保存性が低く、次第に退色したり変色してしまうという欠点がありました。それを補うために、顔料を用いるさまざまなプリント方法が考案され、その中で確立された技法の一つがコロタイプです。

Timeline

公募開始
2022年4月1日
公募締め切り
2022年6月30日 (日本時間 23:59)
審査(非公開)
ショートリストの発表はありません
受賞者の発表
2022年8月下旬
レジデンスの実施
2週間の京都滞在とコロタイプ工房での制作(2023年4月以降に実施予定)
個展の開催
2023年(開催時期は相談)
*その他
2023年春に公式カタログの刊行

Requirements

応募条件と提出内容

  • 応募者1名につき、1回の応募
  • 応募料:50 USD
  • 作品サイズ:長辺1500px(最小)、sRGB、JPEG
  • 1つのプロジェクトにつき、8~12枚の画像を提出
  • *その他、作家情報と略歴、作品説明にかかるテキスト
FAQ

ギャラリー

Images of projects by previous winners
Hariban
Hariban Award 2015
Hariban
Hariban Award 2016
Hariban
Hariban Award 2017
Hariban
Hariban Award 2018
Hariban
Hariban Award 2019
Hariban
Hariban Award 2020
Hariban
Hariban Award 2021

Images of previous events
Hariban
Hariban Award 2014
Hariban
Hariban Award 2015
Hariban
Hariban Award 2016
Hariban
Hariban Award 2017

Hariban
Hariban Award 2018 Exhibition
Hariban
Hariban Award 2019
Hariban
Hariban Award 2020

Jurors
Lekgetho Makola
Sayaka Takahashi
Sandra S. Phillips
Michael Mack

HARIBAN AWARD 2022 審査員について

レヘット・マコラ
ジャベット・アート・センター CEO
Javett UP(南アフリカ、プレトリア大学ジャベット・アート・センター)のCEO。以前はヨハネスブルグのMarket Photo Workshopの代表であり、CatchLight(サンフランシスコ)の国際諮問委員、2017 Bamako Encounters (マリ)のキュレーター諮問委員会のメンバーも務めている。南アフリカのDurban University of Technology (ダーバン工科大学)でファインアートの学位を取得。ネルソン・マンデラ大統領のブロンズ彫刻の依頼を受けるなど、芸術的な功績を残している。2009年には国際的な慈善団体であるフォード財団のフェローとして在籍し、2013年にワシントンにあるHoward University(ハワード大学)で映画学の修士号を取得したのち、Kali TV,、Parallel Film Collective、 Local Equals Global、などのプロジェクトを立ち上げた。これまでにDurban Art Museum(ダーバン美術館)、Robben Island Museum(ロベン島博物館)に勤務し、ロッテルダムのMuseum Boijmans Van Beuningen(ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館)でインターシップを経験している。また、2014年8月には南アフリカで独立プロダクション会社KGETHI IMAGES (Pty)Ltd を設立し、映画、写真、アート制作に力を注いでいる。現在は、アフリカ大陸における写真教育機関Centres of Learning for Photography in Africaのメンバーとして積極的な活動もおこなっている。

高橋 朗
PGI ギャラリー ディレクター
PGI(Photo Gallery International)ギャラリーのディレクター。早稲田大学第二文学部にて平木収氏に師事。在学中、東川町国際写真フェスティバルにボランティアスタッフとして参加し、2003〜2010年まで同フェスティバル現場制作指導/アシスタントディレクターを務める。また、在学中よりPGIにて写真の保存・展示に関する業務に携わり、2010年からPGIにおいて展覧会の企画運営を担当。これまでに石元泰博、川田喜久治など戦後日本写真を代表する写真家の展覧会などを手がけ、ディレクター就任以降は、濱田祐史、清水裕貴、平本成海など、新しい才能との出会いも積極的に行なっている。

サンドラ・S・フィリップス
サンフランシスコ近代美術館 写真部門名誉キュレーター
サンフランシスコ近代美術館(SFMoMA)写真部門の名誉キュレーター。1987年から同館に勤務し、1999年にシニア・キュレーター、2017年に名誉キュレーターに就任。これまでに「Exposed: Voyeurism, Surveillance and the Camera Since 1870」、「Diane Arbus Revelations」、「Helen Levitt」、「Dorothea Lange: American Photographs」、「Daido Moriyama: Stray Dog」、「Crossing the Frontier: Photographs of the Developing West」、「Police Pictures: The Photograph as Evidence」、「An Uncertain Grace: Sebastião Salgado」など、近現代写真の展覧会を数多く開催し、高い評価を得ている。ニューヨーク市立大学(博士)、ブリンモアカレッジ(修士)、バードカレッジ(学士)の学位を取得。また過去には、ニューヨーク州立大学ニューパルツ校、パーソンズ・スクール・オブ・デザイン、サンフランシスコ州立大学、サンフランシスコ・アート・インスティテュートなどで教鞭を執っている。さらに、アメリカン・アカデミー・イン・ローマのレジデントを務めた経験を持ち、2000年に国際交流基金の助成金を獲得している。

マイケル・マック
出版社MACK ディレクター
ロンドンを拠点とする出版社MACKのディレクター。MACKは、2010年に設立された視覚芸術に関する書籍を制作する独立系出版社である。世界をリードするアーティストや作家、キュレーター、文化施設と共に制作する出版物は、これまでに数々の賞を受賞している。また自身としては、アート出版業界への貢献が認められ、2011年にプリマス大学から名誉芸術博士号が授与され、2017年には英国王立写真協会より写真出版部門賞を受賞している。

2022年度 審査方法

一次審査
全ての審査員によって一次審査が行われます。審査員は、それぞれの応募作品に対し五段階評価で点数をつけ、一次選考を通過した作品は二次審査に進みます。全ての審査はオンラインで行われ、それぞれの審査員が個別に実施します。

二次審査
全ての審査員によって二次審査が行われ、ファイナリスト及び最優秀賞受賞者が選出されます。一次審査を通過した応募者の作品に対し、審査員は改めて五段階評価で点数をつけます。4人の審査員の評価点を累積し、最高得点を獲得した応募作品が最優秀賞に選ばれます。全ての審査はオンラインで行われ、それぞれの審査員が個別に実施します。
*多数の応募があった場合には、当社事務局による事前審査を行います。

よくある質問

Q. 締め切り時刻を過ぎても応募することはできますか?

A.いいえ。応募は日本標準時(GMT+9:00)で締め切ります。締め切り時刻を過ぎると、応募は受け付けられません。日本国外から応募される場合は、ご注意ください。

Q. 新型コロナウィルス感染症の蔓延によって、海外との行き来等が制限される間、京都でのレジデンスや個展等のプログラムは開催されるのでしょうか?

A. 新型コロナウィルス感染症の蔓延にともない、ハリバンアワード2022のレジデンスは、2023年4月以降に実施する予定です。
公募は当初の予定通り実施します。応募期間は、2022年4月1日~2022年6月30日です。
結果発表後のレジデンスや個展のスケジュールについては、受賞者のお住まいの国や地域の安全ガイドラインに従って都度調整いたします。
*新型コロナウィルス感染症にともなう公募に関する質問は、haribanaward@benrido.co.jpに直接お問い合わせください。

Q. 12点以上の作品を複数回に分けて応募できますか?

A. いいえ。一人につき1回の応募とします。

Q. 応募作12点はシリーズですか? オムニバスでもいいですか?

A. シリーズでという決まりはありません。審査員がどのように判断するかはわかりませんが、シリーズでの応募が審査員に強い印象を残すのではないかと考えます。

ヌードや物議をかもすテーマでも応募可能ですか?

A. 基本的にどのようなテーマでも応募可能ですが、あからさまに公序良俗に反するものはお控えください。

Q. 紙焼きやスライドなど、アナログでの応募はできますか?

A. 申請は公式ウェブサイト上の応募フォームからのみとなりますので、デジタル画像に限らせていただきます。ただし、制作過程がアナログであったか、デジタルで制作されたかは問われません。

Q. 京都滞在の詳細を教えてください。

A. 最優秀賞受賞者は、2022年4月以降に京都に招待され、2週間の滞在中に、便利堂のコロタイプ工房で作品制作をします(具体的な日程は、ご相談の上決定します)。制作したコロタイププリントは、京都市内に会場をお借りして個展を開催します。展覧会期間中の作家の渡航費や宿泊費は作家負担とします。展覧会の詳細や日程は後日発表いたします。

お問い合わせ

haribanaward@benrido.co.jp